ヨモギとふこと、ふきのとうを探しに 

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晴天の昨日は、お昼ご飯のあとかたずけをチャチャッと済ませて、
みんなで近くの里山へ出かけました。

長年、南房総に暮らし続けてきた人たちです。
目的は、山の食材を探しに...

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くの字に曲がったばーちゃんたちの腰は、働いて働いて、働き続けてきた勲章。
この腰で、い〜っぱい稼いできたんだよね!

「今、年をとってからだが効かなくなって、一番悲しい事は働けない事、

夢は、働ける事、はたらきて〜なぁ...」

こんなばーちゃんたちの夢に、ただただ頷くだけのワカゾウの私達です。

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「写真。撮るよ〜!」

と、カメラを向けると「では、腰をしゃんと伸ばしてみようか!」
と言って、このかわいいポーズです

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夫婦で通うろくじろう
二人一緒の想い出が増えました。

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菜花畑のあぜでほうじ茶を飲んで、せんべい食べて

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野に咲く水仙を眺めながら、帰ろう
帰りは、海女さんだったばーちゃんたちが、力いっぱいもぐりあわびやサザエを撮った海沿いを
走ってきました。

海はいいなぁ〜、海に行きてぃなぁ〜(海でまた昔のように働きたいという意味です)

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ふきのとうには早かったけれど、よもぎが沢山採れました!

さあ、来週はヨモギ団子のおやつですよ〜


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介護ビジョンの取材がありました! 

先日、「介護ビジョン」という介護経営者向けの雑誌から取材依頼がありました!

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もちろん、一つ返事で快諾

アロマテラピーを介護に取り入れているシーンを撮影していただく下話が整いました。

で、だれがモデルになるのか!?

そこで、スタッフ間の話し合いで選ばれたのが、そよさん

事前に本人に話すと、妄想の世界で血圧上がってしまうといけないと、

本番まで黙っていました。

上記の写真は、午後から起こることを知らずに、縁側でお供えのお餅を砕いて
かき餅を作る準備をしているそよさんです。

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まあ、ばーちゃんが布団でうつぶせになってアロマ受けてるシーンも絵にならないだろうと

介護ビジョンのライターさんには、座ってニッコリ手のマッサージを受けているシーンを提案してみました。

可愛いラーターさんは「そうですねぇ、いいですよぅ」とそのシーンを写真に撮ってくれました。


やれ、やれこれで、そよさんのお役目は無事終了!

あとは、ライターさんの取材をアロマ姉さんが受けている間、

その後ろで、いつものようにるみネエがそよさんに全身アロマをしてました。

そう、布団で...


そしたら、なんと、その様子をちら見したライターさんがこう言ったのです。

「ここまで、本格的にやっているとは、ビックリデス

ひえ〜〜!こちらこそ、ビックリデス!

この姿は、私達の日常。

ジジババに、布団で、特別な事無く毎日アロマしてるんです。
こんな、むさくるしいアロマシーンは、絵にもならずに、がっかりさせるだろうと思っていたんです。

でも、これが、いかったんですかぁ

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「このシーンは、撮っちゃだめですよねぇ」というライターさんのお言葉に、

「どうぞ、どうぞ〜〜〜〜

ダチョウクラブになってしまいました!



「まだ、開設してわずか三ヶ月の事業所に取材に来て、失敗だったのかなと本当は不安もあったんです。

でも、ここまで本格的に介護とアロマを絡めてやっているとは本当に驚きました。

沢山の介護事業所を取材させていただいて、気づいた事があります。

それは、どこの経営者の方も同じ事をおっしゃるのです。


"介護の世界は素晴らしい、本当に素晴らしい仕事です。

そして、お年よりからは、学ばせてもらうことばかりです。

こんなに素晴らしい仕事がある事を、この仕事の素晴らしさを

もっともっと、沢山の人たちに伝えて行きたいんです"


と...」

もともとは、介護の世界にいたとおっしゃるライターさんは、
これからの夢を語って、なのはな号に飛び乗って東京へ帰ってゆきました。

どんな記事にして下さるのか、楽しみにしています



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頭がクランケンだから 

こんばんは、るみネエです。

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ろくじろうの利用者さんが、少しづつ増えていく中で
認知症の方とそうでは方とが一緒に過ごしています。

中には、大きい施設で認知症であるがために馬鹿にされて
怒り出してしまって、ケンカをしてしまった人もいます。

ろくじろうは少ない人数なので、一見そんな事はないように見えます。
実際、いたわり合う場面も沢山見られます。

でも・・・やっぱりみんな人間らしさ溢れるジジ・ババなので
馬鹿にする場面も当然見られます。

何度も同じ話を繰り返すことに、何度もうるさいと文句を言います。
        (相手には聞こえてないと思っていますが・・・)
帰ると何度も繰返すことに「また言ってらぁ」と言います。

うちのそよばあさんも例外ではありません。
口の悪さは天下一品!!(腹はいい人なんですよ)


「けぇるべ〜けぇるべ〜(帰る)って、何回も何回もよ〜
 相当いかれてるっぺ」

そう何度も私に聞いてきます。
聞かれる度にせつなくて、怒鳴り飛ばしたいやら悲しいやら。
旦那の前で言った時は、すかさず旦那に(息子だからね)
「そういうてめぇもいかれてんだよ!人の事いうんじゃない」


ある日、認知症の利用者さんがお風呂場でいいました。
「ここ2.3日、自分の頭がどんどんおかしくなっていくのがわかるんだよ」

「そんなことないよ」・・と言いそうになって、その言葉は飲み込みました。

「そうっか、せつないね。わからない事が増えてるの?」
「そうなんだよ。みんなわからないんだよ」
「苦しいね・・・。でもさ、そのままでいいんだよ。
 出来ない事はみんなで助け合っていこうよ。
 ふくさんに助けてもらうこともいっぱいあるから。」

そう言うと、嬉しそうににっこり笑ってくれた。


認知症の人は、ちゃんとわかってる。
出来たことが出来なくなっていく自分。
わからなくなっていく自分と、一生懸命戦っている。

もうひとりの認知症のにゃにゃさんも、前に言ってたっけ。
「おらぁ、どこも悪くネエよ。頭がクランケン(イカレテルの意味らしい)なだけだ」

「私の頭はパンクだから、何もわからないの」そう言った人もいた。

認知症の人を、馬鹿にするのも人間らしさなのかもしれない。
「馬鹿にしてはいけない」と正しさを説いたところで、
何の意味がないことも知ってる。

でも、判って欲しいと思う。
認知症の人が戦ってることを・・・・
苦しんでいることを・・・・

だから、利用者さんがみんないる時に話してみた。

「わからなくなっていく自分がせつないんだって・・・
 ろくじろうはみんなで、出来ることを助け合って行こうね。
 そして、みんな一緒にいようよね」

そよばあさんがうつ向いていた。

そよばあさんが悪い訳ではない。みんな同じ。
でも、みんなで助け合って行きたい。

馬鹿だちょんだと言い合いながら、
みんなで助け合っていきたい。


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頑張る、おとうさんたち 

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ろくじろう、昨年の締めくくりは子連れ出勤しているナースが
利用者さんたちへ感謝を込めての、梅干体操でした!

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さらに、少しづつ昔の観を取り戻し立派なしめ縄の完成!
暮らしの中で長く続けてきた行事は忘れない物なのですね。

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六年生のマー君は、クレープのオヤツ作りにやってきてくれました。

「こりゃぁ、あんちぅもんだ?生まれて初めてくぅなぁうんめぇなぁ」
と、少年の作ってくれたおやつにみんな大喜びでした!


新しい年が始まって、一週間が過ぎました。
新しい年の始まりには、夫に見守られて通所してくる利用者さんが増えました。

世間では、老老介護と言われているものでしょうか?

我が家の81才のじーちゃんも、ずーっとばーちゃんの面倒を見続けてきて、
気が付いたら自分も認知症になっており、充分にやってやれない自分に歯がゆさを感じながら
デイサービスに二人で通ってくる毎日です。


そんな中、今まではなかなかよその両親の姿を垣間見る機会に恵まれなかったのですが、
年明けからは、介護の必要になった妻を見守るお父さんの姿を、二家族も見せていただくことになりました。

互いに八十歳を過ぎた夫婦がこんなにも慈しみあい、少しでも長く面倒を見てやりたいと

二人で今のままの暮らしを続けたいと願っている事に初めて気がつかされたのです。

もしも、自分にカメラの腕があたなら、あの車椅子のお母さん(妻)の姿や、
少女のような言葉を繰り帰すお母さん(妻)の様子を黙って見守るお父さん(夫)の横顔を

映像にしてみたいものだと、考えます。

自分ひとりでだけが、あのお父さん達のまなざしを見せてもらうのは
もったいなくて、仕方がないのです。

今日は日曜日、

お父さん達はそれぞれ、自宅でお母さんの介護頑張っているこことでしょうね。

また、明日からお父さんたちの応援を、しますね〜



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悲しい酒 

その人の入院は、病院に空きベッドが出た事で急に決まってしまった。
なので、ろくじろうのデーサービスの利用は突然、明日一日を残しておしまいだという。

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私達は、あまりにも突然の事に驚いてしまったが、きっとそれが最良の選択。

明日は普通に見守ろうと、肩を落としながらもスタッフ一人ひとりがそう思った。


朝、迎えに行くと、その人はニコニコと嬉しそうに現れた。

肩を並べて座った軽自動車の後部座席で、一度だけ聞いてみた。

「明日から入院されるのだそうですね?」

その人は、不思議そうな顔をした。

ああ、この決定を忘れてしまっているのだと気がついた。

だったら、このことには触れずに今日を過ごそうと思った。


ゆっくりとお風呂に入り、いつものラベンダーでのアロママッサージ。

お昼の炊き込みご飯、落花生の五目煮。小あじの開き。大根の味噌汁。

甲斐甲斐しく動きながら、腰を伸ばして配膳を手伝ってくれた。

みんな、大好きなものばかりだと全部平らげてくれた。


少し前まで、お米を作っていたというので、田んぼは大変でしょう?と問うと

「大変だけれど、そこには喜びがあるもの」と少女のような顔をした。


天気が良かったので、大好きな海を見にスタッフと二人で散歩に行った。


私は、待っている間にサツマイモをふかした。

みんなで食べたふかし芋は一段と甘かった。


唄をうたうのは、好きではないという彼女の家に
美空ひばりの全曲集がある事を知っていた。

昨日のうちに準備しておいた歌詞カードを出して

みんなで一緒に唄おうと促してみた。


いつもは嫌がるのに、今日はきれいな声で唄った。

そして、涙を流した。

沢山、沢山流れ続ける涙で、彼女は唄う事が出来なくなった。


私達は、別れを知らない利用者さん達に、自分達が泣いている事を悟られないように
涙を飲み込みながら、そ知らぬ顔で唄った。


もう、ここへは戻ってこない事を、彼女の無意識がきっと知っていたのだろう。

何処に、あれほどの涙を隠しもっていたのかと思うほど

彼女の涙は、止まることを知らなかった。



”ひとりぼっちが 好きだよと 言った心の 裏で泣く...”



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