海女は、足底で勝負をかけてきた! 

2009-11-7.jpg

利用者さんのアロママサージをさせてもらって、一ヶ月が過ぎました。

利用者さんの喜ぶ姿に、最初は手足だけだったものが、いつの間にか
布団にがっつり横になり、うつぶせ、仰向けとほぼ全身のアロマトリートメントが
行われる毎日です。

それもアロマオイル入りの入浴の後に。


自宅では介護用のベッドを利用している利用者さんも、
アロママッサージを繰返すうちに布団にうつぶせになってアロマを受けることが出来るように
なりました。

それでも、利用間もない利用者さんの「私は布団でうつぶせにはなれないの」の
言葉には添ってゆきます。


入浴を拒む利用者さんも、「アロママッサージを受けるために入ってね♪」
と促すと「ああ」と納得してくれます。

「まるで夢のよう、こんな贅沢な事をしてもらって足がビックリしちまう」
そんな言葉を繰返す利用者さん

ころびにくい足を作るために、持病の進行が少しでも軽減されるように、
そんな思いで一人づつにあわせたオイルが調合されます。

80才近くまで海女をやっていたという利用者さんがこんな話を聞かせてくれました。

「足の底は大事なの、だって海の底へもぐるでしょう、だから足の底は大切にしなくちゃならないの」

「え〜!裸足でもぐるんですか?足袋とか履かないの?」

「足袋を履いたら、そのたびが水を含んで重くなるでしょう?」

「ああ、そっか〜、そうだよね。素足で、自分の足で海底で勝負を掛けるんだ、
すごいな〜、すごすぎる話だね」

私達、アロマセラピストにとっては手のひらは命。

今日のアロママッサージを担当していた看護師も頷く。


そうか、この足で海の底を蹴り上げて命をかけて勝負をしてきたんだ!

もっともっと、この足と快適に付き合えるように
今日の精油はゼラニウム&マジョラム

お風呂に入り、毎日受けるアロマテラピー。

お顔にはローズウオーター、手の甲にはみつろうティトリークリーム。
ジョクソウ後にも、ティトリークリーム。

すべすべのかかと、ぴかぴかのほっぺにかわってゆく利用者さんたち。


スタッフは、がびがびの自分のかかとをなでながらつぶやきます。

「私のほうが、ここへ通いたいぜ!」



お役に立ちましたら
ワンクリックお願いいたします。
↓ランキングがあがるとみんな大喜びの香り庵です
canvas.gif

また、沢山話そうね 

若い利用者さんのリクエストに応えて、今日のランチはなつかしの味のナポリタン

2009-11-5-2.jpg

煮しめや胡麻和え、ぬたなどの多いろくじろうには珍しいメニューですが、
85才の利用者さんにも「そばはうんめぇなぁ」と大好評でした。

2009-11-5.jpg

たけちゃんヘルパーは、PCを使った事務処理にも大忙し。

2009-11-5-3.jpg


若い利用者さんには、スキンシップと笑顔のサービス!

今日は、うんこふんじゃったママと二人で裸足ですごしてました

私達は時々、ふっと空いた時間で、利用者さんの隣に椅子を並べて座ります。

そして、聞こえのいいほうの耳元でささやきます。(大きな声で)


「沢山、沢山苦労して生きてきたのですね。良く頑張ってきましたね。
辛い事も沢山あったでしょう?」と...

深い認知症があるといわれている方であっても、
耳がほとんど聞こえないといわれている方でも、

心の内を聴かせてくださることも珍しくありません。

「それでも、たった一つの喜びは、一年に一度、息子がこう言ってくれる言葉。
”ばあさんも、良く頑張ってきたなぁ”って。

母である私の苦労を見て大人になった息子が
心優しい人に育ってくれたのだと感じられるその瞬間が、
何にも変えがたい喜び...」

働いて、働いて、年をとった人たちの心の奥に輝く自分だけの勲章

聞かせてくれてありがとう。

また次回も、沢山沢山話そうね。


お役に立ちましたら
ワンクリックお願いいたします。
↓ランキングがあがるとみんな大喜びの香り庵です
canvas.gif

介護は巴投げで..かぁ? 

昨日は「てんぷらそばパーティ」

十年ぶりにてんぷらを揚げたというそよさん。

イカと桜海老、たまねぎ、にんじんのかき揚げ。

かぼちゃとさつまいものてんぷら。

いつもは杖をつきながらおっかなびっくりの歩行ですが、
この日の台所にたち続ける姿は見事な物でした。


2009-10-30-2.jpg

煮干しと鰹節で取っただしの天ぷらそばは絶品!

千葉県名物の、大根なますも大好評でした。

2009-10-30-3.jpg


今日はかおり庵からはしーちゃんが応援に来てくれました。

せっかくきてくれたので、入浴のお手伝いや、入浴後のアロママッサージも担当してもらいました。

前回は利用者さんに手を引かれてしまったしーちゃん。

今日はどうなるのかなぁ?二回目だから、前回よりはぐっといいよなぁ...

なんて、想像は見事にブッとばしてくれました

昼食時、下を向いて一生懸命にそばを食べるしーちゃん。
なかなか、利用者さんに話しかける事ができません。


ほんとうは、沢山会話を楽しめる自分でありたいはずなのに、
思うようには行かない物だネぇ。

利用日には毎回アロママッサージを続けてきたとみさんは、
手を引いてもらわなくても、杖を放しても動きがスムーズになってきました。

そして、今日も足のマッサージをご希望です。
アロママッサージなら得意のはずのしーちゃんにとみさんのマッサージを
任せてみました。


うつ伏せや仰向けへの寝返り、立ち上がりの困難なとみさんを
どうやってマッサージしたら良いのかきっと四苦八苦だったことでしょう。

それでも、ついていることは出来ず、オヤツの準備をしながら、
帰りたいと言い始めた利用者さんをなだめながら障子越しにしーちゃんを見ると

な、なんと足の悪いとみさんとがっつり向かい合って巴投げのポーズ!

「し、しーちゃん!どうしたの!」

思わず叫んで駆け寄ってしまいました。

その巴投げをしようとしているかのポーズは
利用者さんの力を使わずに、利用者さんが立ち上がろうとする動作を待たずに
しーちゃんが自分の力で引っ張って布団から立たせようとしている所だったのです。

あ〜、おどろいた!

利用者さんは顔をしかめながらも、何も言いません。

そう、この子がどれだけの力があるのか、
新米なのか、ベテランなのか、利用者さんには一目瞭然なのです。

それでもね、二回も三回も顔を出すたびに顔を覚えて可愛がってもらえるようになるよ♪

介護現場で見た巴投げのポーズ、ああびっくりした

2009-10-30.jpg

利用者さんにお手玉で遊んでもらい、めっきりぶーたれた顔が板についた
たけちゃんヘルパーの一週間のお勤めも終わりました。

では、また来週

来週からは、また大型新人さんがやってきまっせ〜
(一同、たのしみにしております



お役に立ちましたら
ワンクリックお願いいたします。
↓ランキングがあがるとみんな大喜びの香り庵です
canvas.gif

いつも涙のランチタイム 

今日、ろくじろうでは「ハロウィンパーティ」

といっても、お昼のご飯がかぼちゃのシチューと、かぼちゃのサラダだったので、
急遽、そういう名前をつけたランチタイムとなっただけですが...


ろくじろうのランチタイムは、みんな泣きながらご飯を食べます。

そう、それは、笑いすぎて涙を拭きながらご飯を食べるからです。

「ついこの間まで、赤の他人だった人たちが縁あって、
こうやって毎日毎日一緒に昼飯を食べてるって、不思議だよね〜」

こんな言葉に頷きあったのは数日前。

1才から85才まで、老若男女の不思議な集まり。

「こうやって、みんなで食べるまんまは、うめぇなぁ〜」
「笑いながら食う飯は、なにを食ってもうめぇなぁ〜」


何度も、何度も、利用者さんが口にしてくれる言葉。
その言葉を聞きながら食べるまんまは、本当に100倍うまくて、
100倍の幸せがやってくる。

今日はちょっと若い利用者さんが来る日だから、メニューも若向きにしてみた。
でも、80才を過ぎた利用者さんのために「イカ大根」も煮てもらった
(もちろん、ろくじろうは利用者さんが煮る)

それなのに、イカ大根には見向きもせずに
コンソメ味のポテトチップで味付けしたサラダが意外にも高齢者に好評だった!

tokoyasan.jpg


美容師さんにカットもしてもらった。

machi.jpg

スタッフの家族も遊びに来た。

take.jpg

たけるヘルパーは、休憩時間をもらい、熟睡!(ろくじろうバンザイしながら)

「ハロウインって、知ってる?」

84才のにゃにゃさんに聞いてみた

「そんなものは、しらねぇ」との答え。

次に若い利用者さんに同じ質問をしてみた

この利用者さんも「知らない」という答え。


そばで聞いていたにゃにゃさんが、こう言った。

「おれがしらねぇもんを、この人が知ってるわけ、ねぇっぺ」



これは、にゃにゃさんの優しさ。

赤の他人同士だったのに、一緒に過ごす時間の中で
いつの間にかかばい合い、気づかい合い...


人間って、すごいなぁ。


人間って、なんて優しい生き物なんだろう。


楽しい一日を終え、送り届ける玄関先。

そこで待ち受ける家族の表情を観察してくるのもヘルパーの仕事。

いい笑顔が見えたとき、優しい表情を感じたとき、
ほっと胸をなでおろして空になった軽自動車を走らせて帰ってくる

「笑っていたよ、家族の方が笑っていた!」

この言葉が、掃除機を掛けながらあとかたずけをしている仲間達へのお土産。

あしたはてんぷらそばパーティ!

皆さんも来て見ますか?

ろくじろうの涙のランチタイムへ


お役に立ちましたら
ワンクリックお願いいたします。
↓ランキングがあがるとみんな大喜びの香り庵です
canvas.gif

誰の瞳でモノを見る? 

2009-10-27.jpg

台風のそれた翌日の白浜は、まるで真夏日のような暑さでした。
最近お庭遊びに味を占めたたけちゃんヘルパーは
隙があれば、車椅子用のスロープを伝わってお外へ脱走

シャッポをかぶって、利用者さんが付き添ってくれます。
いや、どちらが付き添いかは、定かではありませんが

でも、こんなよちよち歩きの子と散歩できる幸せが、人生の終盤で待っていようとは
 想像もできなかったことでしょう。

幸せって、幸せってなんだっけ?

「利用者さんの視点でものを見てください。
一番大切な事は安全。そして次に大切な事は利用者さんに恥をかかせない事です。

リッパな言葉をかけるよりも、黙って何が出来たのか?
利用者さんは見ています。じっと黙って感じています。

なぜなら、やってもらう側だからです。
肉体的弱者だからです。
(精神的には、私達よりずっと高いですよね)

施設研修に行ったときの、利用者さんの悲しい瞳、覚えていますか?
黙って寂しそうにほほえむ瞳。

私達は、少し若いというだけで、少しからだが利くというだけで
おごり高ぶっているのかもしれません。

一生懸命に生きようとしている彼女達の前で...」

先日、ろくじろうでのスタッフの判断に、管理者として見過ごせない事が起こりました。

彼女は、予想だにしない出来事にパニックし、そのときの利用者さんの悲しい瞳に
きずくことさえ出来なかったのです。

何が間違いだったのか、何を決して後回しにしてはならなかったのか
何度も指摘されるまで気が付くことがなかったのです。

こういってあがればよかった、こう言ってあげるべきだったのではないか?
そう後悔する彼女。

なぜ、利用者さんの瞳で者を見る事ができないのか、
相手の痛みを瞬時に感じ取ることが出来ないのかと
問いかけてみました。


考えて、考えて、翌日彼女はこう問いかけてきました。

「私はなぜ利用者さんの瞳で物を見る事ができないのかなぁ?
それは、私がヘルパー一年生だから?
それとも、私が人間として未熟だからなのかなぁ?」


「人として未熟だからだよ」

「だったら、私は今までアロマセラピストとして
ちゃんとお客さんを見れていたのかなぁ?
ちゃんとアロマ、出来ていたのかなぁ?」

「できていなかったんじゃないの?」

「でも、私、考えたんです。今目の前の事を、
今の自分のままでコツコツやるしかないって
自分にはそれしか方法が無いって」


そうだねぇ、よく気が付いたねぇ

アロマセラピストとは全く関係の無いように思える介護の仕事

この仕事だけは、やれる自信が無いとあなたがいった介護の仕事


だれの瞳でモノを見る事ができるのか?
これはきっと何屋でも同じ



この仕事をコツコツと続けたときに、あなたのマッサージが変わってくるよ
きっと

お役に立ちましたら
ワンクリックお願いいたします。
↓ランキングがあがるとみんな大喜びの香り庵です
canvas.gif